カ行の歌
コスモス街道(リンク) 秋の光に揺れるコスモスの花。その姿を見ていると、ふと昔聴いたあの歌が蘇ります。1977年、フォークデュオ「狩人」が歌った『コスモス街道』です。 この曲には、日本の原風景である旧街道の佇まいと、青春の残り香が息づいています…
『この空の下』を聴くと、まだ見ぬ相手を探し求める主人公の切ない心情が、穏やかなメロディとともに胸に沁みてきます。静かで優しいこの歌は、人生のある瞬間にふと寄り添い、聴く人の心を静かに支えてくれる──そんな力を持っている曲のように感じます。
“空”への憧れを、詩とメロディで表現した名曲があります。中島みゆきが作詞・作曲を手がけた『この空を飛べたら』です。この曲は、1978年3月に放送されたテレビドラマ『球形の荒野』の主題歌として使われました。この曲には詩的な美しさと哲学的な深みが、共…
『黒い傷あとのブルース(原曲:Broken Promises)』は、約束を破った(あるいは破られた)主人公の胸の奥にある寂しさや後悔に、そっと寄り添ってくれるような曲です。悲しみに沈む人の心を、優しく包み込むその旋律は、時代を越えて、今も私たちの心に語り…
川は流れる(リンク) 昭和36年(1961年)、仲宗根美樹さんの歌唱によって大ヒットした『川は流れる』。哀愁を帯びた旋律と、人生の儚さ(はかなさ)を静かに語るような歌詞は、多くの人々の心に深く残りました。 今回は、この歌詞に込められた情感や、その…
歴史的遺跡に想いを寄せた希少な歌です。有名な『荒城の月』のオマージュとも言われていますが、歌詞は流行歌とは思えぬほど格調高く、優しく哀調を帯びた旋律も心に響きます。この歌から日本の城跡や古代中国の五言律詩『春望』、さらにはエーゲ海にある「…
“多くの人々が「おわら風の盆」に惹かれるのは、かつての日本が大切にしていた、“静かなる祈り”のような盆踊りの原風景を、心のどこかで求めているからなのかもしれません。石川さゆり『風の盆恋唄』と菅原洋一『風の盆』は、共にこの原風景を思い起こさせる…
『北国の春』──そのタイトルを耳にするだけで、雪解けの匂いとともに、懐かしい昭和の情景が胸に蘇ってきます。千昌夫がこの歌を世に送り出したのは、昭和52(1977)年2月のことでした。それから半世紀近く経ちましたが、時代の変遷に関わらず人々の心に残る…
京都を舞台にした歌には、静かな余韻が残るものが多い気がします。そんな京都の風情を音楽で表現した2曲。渚ゆう子の「京都の恋」と、フォークデュオ・タンポポによる「嵯峨野さやさや」ですが、 こうした歌を耳にすると、まるでタイムスリップしたかのよう…